2009年08月31日

2009 野生生物映像祭 感想その2

『ハイエナの女王〜骨を砕く野生〜』
"Clash of the Hyenas"

 ハイエナはゾウやライオンなどと同じ母系社会ですが、ものすごく厳しい階級制です。
 上位メス>上位メスの子ども>下位メス>下位メスの子ども>オス(上位)>オス(下位)
 …という序列らしい。
 親の順位が子どもに受け継がれます。大人であっても、上位のメスの子どもに従わなければなりません。例えば下位のメスの子どもが群から苛められていたとしても、その親は自分の子どもを助けることができません。オスがかなり悲惨で、メスの承認無しには群れに入る事もできません。下位の個体は苛められて本当にキツそうだった。
 群同士の対立も激しく、縄張りを侵した群のオスを見せしめのようになぶったりしていました。野生動物というのは、普通は威嚇するだけで実際に相手に噛みついたりとかは滅多にしないものです。それが、逃げているのにもかかわらず執拗に追い回して捕まえて攻撃する。耳と背骨を噛んで動きを封じるとか(傷が深ければ死ぬこともある)怖い怖すぎる!
 ちょっとよく分からなかったのですが、メスにはオスのペニスのような性器が付いているようです(男性ホルモンの影響かも知れないという話)。あと生殖器が特殊な形をしているので交尾に時間がかかる、初産には激痛を伴う、など。

 この後3日間、事あるごとに「ハイエナきっつ〜…」「ハイエナに生まれなくて本当に良かった…」「最後に観なくて良かったね…最後に観てたらうなされて眠れなかったね…」と、Mさんと2人で毎日ブツブツ言ってました。その位衝撃的な1本でした。
 そして日本の動物番組がどんなに事実を隠して作られているか分かりました。というか、これは子どもには見せられない。トラウマになるよ! なんで観ようと思ったのか分かりませんが、ハイエナの生態を初めて知る事ができたので、選んで良かった。私的に今映像祭のベスト。
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