2017年02月18日

ザ・コンサルタント/The Accountant ネタバレ感想

 ザ・コンサルタントを観て2年ぶりに感想文とか書くくらい萌え上がっております。感想文というか萌え語り。
 兄弟萌えです。性癖どんぴしゃりです…!

 * * *

 会計士が裏稼業で殺し屋をやっている…くらいしか知らず、殆ど前知識なしで見たので、最初に私に課せられたパズルは冒頭の3人の子どもが現代の誰なのか当てはめること…!

 まず主人公の会計士クリスチャンは兄弟のどちらか?自閉症の男の子の方か、無言で彼を見つめる男の子の方か…。クリスチャンも最初は無口で無愛想なだけの普通の人に見えますからね。ちなみに最初見たとき「友達は弟だけ」という母親のセリフを見逃して最後の最後まで兄か弟かもわからなかった(笑)。
 クリスチャンのガランとした家、3つのパンケーキと目玉焼きとベーコン、きっちり3本だけ揃えられた引き出しの中の食器を見て、彼が自閉症の子かな? と思い、食事が始まって正解と判明。

 次にクリスチャンに裏社会の会計家業を仕込んだフランシスの「信用できる人間を1人だけ見つけろ」で、これはもうあのパズルのピースを拾ってくれたあの女の子しかおらんやろ! と思い、電話の女性は彼女と推察。

 最後にクリスチャンと同じくらいの年ごろで似たようなスキルを持った男性…ということで敵の殺し屋が兄弟だろうな、と推察。でも子どもの頃と全然似てないし違うかも…とずっと疑ってましたが最後でようやく正解と判明。
 観客の期待を裏切らない素直なオチですっきり気持ち良い!

 * * *

 ブラクストンが兄に気付いたのは、社長が自分の会計士のこと"フリーク/ freak" 呼ばわりした時でしょうか。根に持つしつこい変人ときいて思い当たったのだと思います。回想シーンの父親も兄に「フリーク呼ばわりされたままでいいのか」と言っていたし。
 ここで「ん?」という表情をして、その後社長にちょっとしつこく会計士の特徴を聞いている。そしてソロモン・グランディを聞いてやっぱりお兄ちゃんだった!と分かり、呼吸も荒く涙目になる弟、こんなちょっとしたフレーズで気づくほど、本当にずっと探してて気にかけてたんだなーと思うと最高に萌え…。

 回想シーンの子ども時代のブラクストンは無言で兄の様子をうかがっている感じで、自閉症の兄の相手や、その兄のために一緒に父親に厳しくしごかれて疎ましがっているかも…と思いましたが、全然そんなことはなく、ただただ兄思いの良い子だった。おそらく最後の兄弟再会シーンのために何を考えてるか分からないように撮ってるんでしょうね。
 彼は自分たちを捨てて出て行った母親の葬式に兄が父と2人だけで行ったこと、その後10年も姿を消していたことに怒っていたのだった。
 初めて観た時はこの悲しい再会が殺し合いになるのか和解できるのか分からず、不安で胸が痛みました。

 兄と対面し、"Don't... Don't do that..."「やめてくれよ…」と泣きそうな声でつぶやくブラクストン、観てる方も涙が出てくる…。
 そして "I need to finish. You should go." と言うクリスチャンもすっごく悲しそうに見えます。弟に会えて嬉しい、自分はハッピーだという事もうまく伝えられず、弟を傷つけたくないが途中で仕事を止める事もできない。出て行けなんて言ったら当然行ってしまい、また会えなくなるだろう、でも本当は行ってほしくない…というクリスチャンの悲しみが伝わってきます!(妄想)
 ブラクストンは兄が仕事を中断できないのを知っているためか、張り合うこともなくあっさり自分の仕事を放棄。

 普通に会話のある家族ですら「言わなきゃ分からないよ」という事がいくらでもあるわけだから、無口で感情表現の乏しい兄の愛情を信じるのはなかなか難しい事だと思います。兄は自分の事などどうでもいいのではないか…という不安がブラクストンの中に常にあるのではないでしょうか。そして10年の音信不通。
 再会シーンでまるで昨日も会ってたかのような調子で「やあブラクストン」と言われ、「兄貴が俺に会えて嬉しいなんて期待したのが間違ってた」と言うことからもよく分かります。

 ところがクリスチャンは弟のことをどうでもよくて探さなかったどころか「どこにいるか知ってた」「自分の危険な仕事から弟を守りたかった」と言います。
 この言葉でブラクストンはこの10年間のことを全て許したのではないか…。
 ブラクストンとしては子どもの頃から自閉症の兄を助けなければ、守らなければと思って生きてきたでしょうから、逆に兄が年上の兄らしく自分を守ってくれていたと知って嬉しかったかもしれない。(妄想)
 その兄の心配もやはりクリスチャンらしく、ちょっと見当違いというか、ブラクストンが「俺の仕事もけっこう危険な方だと思うけどな…」と微妙な表情をするのが笑えるところです。

 このシーンでブラクストンから怒りが消え、笑顔全開になります。
 お兄ちゃんに「腕を上げたな」って言われて突然エヘヘ! って破顔する弟…可愛すぎ…!
 コミュニケーション能力以外、勉強も格闘技も何をやっても兄にはかなわなそうなので、その兄に褒められて嬉しかったに違いありません。(妄想)

 殴り合いからすっかり仲良しに戻った2人ですが、自分の雇った用心棒と何かわからんがしつこく命を狙ってくる会計士が突然じゃれあい始めて社長もポカーンですよ。
 痺れをきらして「私の仕事は重要なんだぞ! デイナの命よりも重要なんだぞ!わかってんのか!」と乗り込んでくる社長、「わかってる」とひとこと言って何のためらいもなく社長の頭を撃ち抜くクリスチャン。客をあっさり殺されてポカーンとするブラクストン。
 話の完結にしてこの映画で一番おかしいシーンです(笑)。
 弟の仕事を奪ってしまって、ちょっと申し訳なさそうにごめんねって言うクリスチャンが可愛い…。
 ブラクストンは「お兄ちゃんかも」と思い始めた時点で完全に社長を無視して、あまつさえ自分の部下を撃ち殺してましたけどね(笑)。

 そしてブラクストンは回想シーンの子ども時代からは想像もつかないような陽気なおしゃべりだった…! 兄の分まで喋ってあげるようなおしゃべりで本当に良かった。弟までクール無口だったら意志疎通なんて出来ませんわ。
 あの横暴な父親と兄についてこれたのも、ひとえにブラクストンが生まれ持った陽気な性格のおかげだったのかもしれないですね。

 というわけで最高に萌えたので続編映画でもドラマでも何でもいいからもっとちょうだい!!

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 ところで英語のWikipedia見たら"Christian Wolff""Braxton Wolff" 兄弟になってましたが、Wolffって偽名ですよね…。間違ってるのか、兄弟だから便宜上そういう事にしてるのかな?
posted by 星路 at 18:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ザ・コンサルタント
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